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Q&A
Q.III - 1 : 塩酸の蒸気圧はいくつでしょうか?
A.III - 1 : 塩酸の蒸気圧は、日本ソーダ工業会のホームページの「製品の安全な取扱い→安全な塩酸の取扱い」の19ページに掲載されていますので、ご参照ください。
Q.III - 2 : 塩酸のどのように廃棄したら良いでしょうか?
A.III - 2 : 下記の通り、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」にしたがって処理してください。

 廃棄物の処理及び清掃に関する法律
 廃酸は、産業廃棄物に指定されており、収集、運搬、処分は定められた基準に従って、事業者自ら処理するかあるいは区域を管轄する都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して処理しなければなりません。

Q.III - 3 : 塩酸貯槽の届出、および関連法規について教えて下さい。
A.III - 3 : 消防法に下記の規定がありますので、遵守して下さい。

 消防活動阻害物質に関する消防長等への届出(第9条の3)

 火災予防、消火活動に重大な支障を生じる恐れのある物質を一定数量以上(シアン化カリウム30kg、砒素30kg、水銀30kg、塩酸200kg、硫酸200kg、液化石油ガス300kgなど:危険物の規制に関する政令第1条の10、別表第1、別表第2)貯蔵し、または取り扱う場合には、消防長または消防署長に届け出る必要がある。

 なお、関連法規を次項に示します。
これは、日本ソーダ工業会のホームページの「製品の取扱い」からダウンロードすることが出来ますので、ご参照ください。

◎関連法規

 塩酸は主として毒物及び劇物取締法の規制を受けますが、他に薬事法、食品衛生法、船舶安全法、水質汚濁防止法、大気汚染防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律、労働安全衛生法、消防法、高圧ガス取締法の適用も受けるので、取扱いに当っては十分注意して下さい。

1.毒物及び劇物取締法
 塩酸(10%以下は除く)は、劇物として指定され、販売・貯蔵・消費・輸送等に規制を受けます。

1)塩酸を取扱う販売店及び、塩酸の積載量が5t以上の車両、または内容積が1,000r以上の容器を車両に積載して行なう運送事業者は、夫々事業所毎に毒物劇物取扱責任者をおき、保健衛生上の危害の防止に当らねばなりません。
なお、塩酸を業務上取扱う者は、総べて紛失・流出防止・表示・事故時措置等について当法上の管理責任があります。

2)塩酸を販売または授与した時は定められた事項を記録し、保存しなければなりません。

3)車両を使用して1回に5t以上運搬する場合には、定められた標識を掲げるほか、定められた保護具を2名分以上備えると共に、一定時間(連続運転時間が4時間または運転時間が1日当り9時間)を超える時は、交替して運転する者を同乗させなければなりません。

4)運搬事故時における応急措置に関する基準が定められており、運搬の際はこれを記載した書面を所持しなければなりません。また応急措置の教育・訓練も必要です。

5)塩酸を廃棄する場合は、中和法(徐々に石灰乳などの攪拌溶液に加えて中和させた後、多量の水で希釈して流す)による事が定められています。

6)塩酸のタンク貯蔵所(屋外、屋内、地下)については、その構造・設備の基準が定められています。

2.薬事法
 塩酸(10%以下は除く)は、薬事法の劇薬に指定されており、取扱いに規制を受けております。

1)容器・被包に、白地に赤わく、赤字をもって、その品名及び「劇」の文字が記載されていなければなりません。

2)販売・授与・貯蔵・陳列する場合に制約を受けます。

3.食品衛生法
 塩酸は、食品添加物として用いることを目的とする化学的合成品に指定されており、販売・陳列・製造・加工する場合に制約を受けます。

4.船舶安全法
 塩酸は、当法危険物船舶運送及び貯蔵規則で危険物(腐食性物質)に指定されており、荷送人として危険物明細書の作成、包装の規制、自動車渡船の場合の危険物積載通知等を守らなければなりません。

5.水質汚濁防止法
 事業場からの排水に対する規制基準のうち、水素イオン濃度に塩酸が大きく影響しますので、注意しなければなりません。

6.大気汚染防止法
 塩酸ガスは、同法の有害物質として指定され、大気へばい煙発生施設から排出する濃度が規制されています。(80〜700mg/Nm3…施設の種類により異なる。)
 なお、地方自治体によっては条例等により排出基準を上乗せ強化しているところもありますので注意して下さい。

7.廃棄物の処理及び清掃に関する法律
 廃酸は、産業廃棄物に指定されており、収集・運搬・処分は定められた基準に従って、事業者自ら処理するかあるいは区域を管轄する都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して処理しなければなりません。

8.労働安全衛生法
 塩酸(1%以下を除く)は、同法特定化学物質等障害予防規則で特定化学物質(第3類物質)に指定されていますので、作業環境を整備し、健康障害の予防に注意しなければなりません。

9.消防法
 塩酸(36%以下は除く)を200Kg以上貯蔵又は取扱う時は、区域を管轄する消防長(消防署長)に届出なければなりません。

10.高圧ガス取締法
 ボンベ容器入液化塩化水素は、高圧ガス取締法(毒性ガス)の規制を受けます。

Q.III - 4 : 毒劇物取締法で「塩化水素10%以下を含有する物を除く」の根拠は何でしょうか?
A.III - 4 : 毒物及び劇物指定令に記載されています。

毒物及び劇物指定令
第二条16 塩化水素を含有する製剤。ただし、塩化水素10%以下を含有する物を除く。

Q.III - 5 : 塩酸ドラムのゴムライニング点検はどうしたらよいでしょうか?
A.III - 5:塩酸タンクの製造メーカーに問い合わせるか、またはゴムライニングの専門会社に問い合わせることをお勧めします。