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Q&A
Q.I - 1 : カセイソーダの凝固点は何度でしょうか?
A.I - 1 : 以下の文献を参照してください。
 例えば、図の横軸NaOHの濃度が50%の場合、50%の縦線と図の曲線との交点を横線に沿って左へ見ていくと縦軸の温度の約10℃にあたります。したがって、NaOHの濃度が50%の場合、氷点(凝固点)は約10℃であることが分かります。

ソーダ技術ハンドブック2009, p.426, 日本ソーダ工業会(2009)

カセイソーダの状態図
Q.I - 2 : カセイソーダの比重、粘度はどのくらいでしょうか?
A.I - 2 : 以下の文献を参照してください。
 ソーダ技術ハンドブック2009, pp.418-421, 日本ソーダ工業会(2009)

カセイソーダ溶液の比重(濃度との関係)

カセイソーダ溶液の比重(濃度と温度との関係)

カセイソーダ溶液の粘度

Q.I - 3 : カセイソーダはどのように廃棄したら良いのでしょうか?
A.I - 3 : 下記の通り、「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」にしたがって処理してください。

廃棄物の処理及び清掃に関する法律
 廃アルカリは、産業廃棄物に指定されており、収集、運搬、処分は定められた基準に従って、事業者自ら処理するかあるいは区域を管轄する都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して処理しなければなりません。

Q.I - 4 : カセイソーダの保管時については、どのような規制があるのでしょうか?
A.I - 4 : カセイソーダ(5%以下は除く)は「毒物及び劇物取締法」によって、劇物として指定され、販売・貯蔵・消費・輸送等に規制を受けます。

●毒物劇物の盗難・紛失を防止しなければなりません。
 (法第11条、法第22条)
 保管場所は、鍵のかかる丈夫なものにしましょう。
 他のものと区別して保管しましょう。

●毒物劇物の盗難・紛失を防止しなければなりません。
 (法第11条、法第22条)
 保管場所は、鍵のかかる丈夫なものにしましょう。
 他のものと区別して保管しましょう。

●保管場所には「医薬用外劇物」の表示をしなければなりません。
 (法第12条、法第22条)

 なお、関連法規を次項に示します。
 これは、日本ソーダ工業会のホームページの「製品の取扱い」からダウンロードすることが出来ますので、ご参照ください。

◎関連法規

 カセイソーダは主として毒物及び劇物取締法の規制を受けますが、他に薬事法、食品衛生法、船舶安全法、水質汚濁防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の適用も受けますので、取扱いに当っては十分注意して下さい。

1.毒物及び劇物取締法
 カセイソーダ(5%以下は除く)は劇物として指定され、販売・貯蔵・消費・輸送等に規制を受けます。

1)カセイソーダを取扱う販売店及び、カセイソーダの積載量が5t以上の車両、または内容積が1,000L以上の容器を車両に積載して行なう運送事業者は、夫々事業者毎に毒物劇物取扱責任者をおき、保健衛生上の危害の防止に当らせねばなりません。
 なお、カセイソーダを業務上取扱う者は、総べて紛失・流出防止・表示、事故時措置等について当法上の管理責任があります。

2)カセイソーダを販売または授与した時は定められた事項を記録し、保存しなければなりません。

3)車両を使用して1回に5t以上運搬する場合には、定められた標識を掲げるほか、定められた保護具を2名分以上備えると共に、一定時間(連続運転時間が4時間または運転時間が1日当り9時間)を超える時は、交替して運転する者を同乗させなければなりません。

4)運搬事故時における応急措置に関する基準が定められており、運搬の際はこれを記載した書面を所持しなければなりません。また応急措置の教育、訓練も必要です。

5)カセイソーダを廃棄する場合は、中和法「水を加えて希薄な水溶液とし酸(希塩酸、希硫酸など)で中和させた後、多量の水で希釈して流す」による事が定められています。

6)液状カセイソーダのタンク貯蔵所(屋外・屋内・地下)についてはその構造・設備の基準が定められています。

2.薬事法
 カセイソーダ(5%以下は除く)は、薬事法の劇薬に指定されており、取扱いに規制を受けております。

1)容器・被包に、白地に赤わく、赤字をもって、その品名及び「劇」の文字が記載されていなければなりません。

2)販売・授与・貯蔵・陳列する場合に制約を受けます。

3.食品衛生法
 カセイソーダは、食品添加物として用いることを目的とする化学的合成品に指定されおり、販売・陳列・製造・加工する場合に制約を受けます。

4.船舶安全法
 カセイソーダは、当法危険物船舶運送及び貯蔵規則で危険物(腐食性物質)に指定されており、荷送人として危険物明細書の作成、包装の規制、自動車渡船の場合の危険物積載規制等を守らなければなりません。

5.水質汚濁防止法
 事業場からの排水に対する規制基準のうち、水素イオン濃度にカセイソーダが大きく影響しますので、注意しなければなりません。

6.廃棄物の処理及び清掃に関する法律
 廃アルカリは、産業廃棄物に指定されおり、収集・運搬・処分は定められた基準に従って、事業者自ら処置するかあるいは区域を管轄する都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して処置しなければなりません。

Q.I - 5 : カセイソーダ輸送時については、どのような規制があるのでしょうか?
A.I - 5:カセイソーダ(5%以下は除く)は「毒物及び劇物取締法」によって、劇物として指定され、販売・貯蔵・消費・輸送等に規制を受けます。

 なお、関連法規などを次項に示します。
 これは、日本ソーダ工業会のホームページの「製品の取扱い」からダウンロードすることが出来ますので、ご参照ください。

◎関連法規

 カセイソーダは主として毒物及び劇物取締法の規制を受けますが、他に薬事法、食品衛生法、船舶安全法、水質汚濁防止法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の適用も受けますので、取扱いに当っては十分注意して下さい。

1.毒物及び劇物取締法
 カセイソーダ(5%以下は除く)は劇物として指定され、販売・貯蔵・消費・輸送等に規制を受けます。

1)カセイソーダを取扱う販売店及び、カセイソーダの積載量が5t以上の車両、または内容積が1,000L以上の容器を車両に積載して行なう運送事業者は、夫々事業者毎に毒物劇物取扱責任者をおき、保健衛生上の危害の防止に当らせねばなりません。
なお、カセイソーダを業務上取扱う者は、総べて紛失・流出防止・表示、事故時措置等について当法上の管理責任があります。

2)カセイソーダを販売または授与した時は定められた事項を記録し、保存しなければなりません。

3)車両を使用して1回に5t以上運搬する場合には、定められた標識を掲げるほか、定められた保護具を2名分以上備えると共に、一定時間(連続運転時間が4時間または運転時間が1日当り9時間)を超える時は、交替して運転する者を同乗させなければなりません。

4)運搬事故時における応急措置に関する基準が定められており、運搬の際はこれを記載した書面を所持しなければなりません。また応急措置の教育、訓練も必要です。

5)カセイソーダを廃棄する場合は、中和法「水を加えて希薄な水溶液とし酸(希塩酸、希硫酸など)で中和させた後、多量の水で希釈して流す」による事が定められています。

6)液状カセイソーダのタンク貯蔵所(屋外・屋内・地下)についてはその構造・設備の基準が定められています。

2.薬事法
 カセイソーダ(5%以下は除く)は、薬事法の劇薬に指定されており、取扱いに規制を受けております。

1)容器・被包に、白地に赤わく、赤字をもって、その品名及び「劇」の文字が記載されていなければなりません。

2)販売・授与・貯蔵・陳列する場合に制約を受けます。

3.食品衛生法
 カセイソーダは、食品添加物として用いることを目的とする化学的合成品に指定されおり、販売・陳列・製造・加工する場合に制約を受けます。

4.船舶安全法
 カセイソーダは、当法危険物船舶運送及び貯蔵規則で危険物(腐食性物質)に指定されており、荷送人として危険物明細書の作成、包装の規制、自動車渡船の場合の危険物積載規制等を守らなければなりません。

5.水質汚濁防止法
 事業場からの排水に対する規制基準のうち、水素イオン濃度にカセイソーダが大きく影響しますので、注意しなければなりません。

6.廃棄物の処理及び清掃に関する法律
 廃アルカリは、産業廃棄物に指定されおり、収集・運搬・処分は定められた基準に従って、事業者自ら処置するかあるいは区域を管轄する都道府県知事の許可を受けた産業廃棄物処理業者に委託して処置しなければなりません。

◎カセイソーダの容器

1.容器の種類
  ・固形カセイソーダは薄鉄板製ドラム缶に収められています。
  ・フレーク状カセイソーダはドラム缶やビニル内張り紙袋に収められています。
  ・液状カセイソーダは角缶またはドラム缶入りのものもありますが、大量の輸送にはタンクローリーまたは
   タンク貨車やタンク船が使われています。
  ・試薬用はガラスびんに入れられています。

2.容器の表示
  ・「毒物及び劇物取締法」により次のような表示をすることが義務づけられています。
    容器(外側):「医薬用外」及び「劇物」(白地に赤文字)
             内容物の名称と品位、重量、製造業者または輸入業者の氏名 および住所
    タンクローリー(車両の前後):「毒」(黒地に白文字)
  ・タンク貨車の場合は両面に「カセイソーダ専用」と表示されています。
  ・他の関連法規にも、それぞれ表示義務がありますのでご注意下さい。

◎容器の取扱い

1.運搬について
 1)一般的注意事項
  ・運搬中に吸湿しないように容器の蓋は気密に締めつけて下さい。
  ・ドラム缶で輸送するときは有蓋車で行ない、無蓋車の場合はシートをかけて下さい。
  ・混載するときは酸類を遠ざけ、また有機薬品の上には重ねないで下さい。
  ・液体のカセイソーダは温度が低下すると結晶が析出して来ますので長時間に亘って低温にさらさない
   ようにして下さい。
   一般市販の液体カセイソーダ:凝固点5〜12℃
  ・固形物を直接扱ったり、液体を扱う時は必ず保護めがね、ゴム手袋を着用し、必要に応じてゴム長靴、
   ゴム衣を着用して下さい。
  ・飛散したり、濡れた汚染物は除害処理をして廃棄して下さい。
  ・水で希釈または酸で中和する際に発熱して、飛沫を生ずることがあるので眼や身体にかからないように
   して下さい。

 2)タンクローリーの場合
  ・車両には内容物の名称、成分と品位、事故の際にしなければならない応急措置等を記載した書面、
   保護具、工具等を備えておくことが法で定められています。また長時間輸送の場合は運転交替者の
   同乗が必要です。
  ・運転者はマンホールやバルブを確実に締め液が漏れないようにして下さい。

 3)船舶の場合
  ・船舶によって輸送する場合は「船舶安全法」を参照して下さい。

2.貯蔵について
  ・「毒物及び劇物取締法」によって医薬用外劇物に指定されています。従って「医薬用外」の文字および
   白地に赤色で「劇物」の文字、成とその含量を貯槽に表示しなければなりません。
  ・また、貯蔵所は紛失、盗難に対する予防措置(施錠)と外に飛散、漏えい、流出、浸透などに対する予防
   措置をしなければなりません。
  ・貯蔵場所は他の薬品と区分して保管できるようにします。また容器の破損に備えて酸、金属、爆薬、有
   機過酸化物などから離しておきます。
  ・鋼製ドラムで貯蔵する時は、ドラムの外側からの腐食や吸湿、凍結などを防ぐために出来るだけ乾燥し
   た室内に貯蔵して下さい。
  ・液体の貯槽は鉄製でもよいが、内面をゴムや耐アルカリ性の合成樹脂などで内張りする方がより安全
   です。
  ・液体の屋外の貯槽には保温設備および蒸気加熱コイルなどの加熱設備を施すことが望まれます。
  ・こぼれたカセイソーダの洗い流しが出来るように、大量放水の設備が必要です。

Q.I - 6 : カセイソーダでは、なぜ97%換算が行われているのでしょうか?
A.I - 6 : 以下の文献を参照してください。

 日本ソーダ工業百年史、p.312、日本ソーダ工業会(昭和57年)
 下記の理由から市場での建値にカセイソーダ97%換算が使用されてきたと思われ、これが現在まで、慣行として通用しているため、日本ソーダ工業会の統計もカセイソーダは97%換算で集計されています。

(本文抜粋 一部修正)
 「液体カセイソーダが97%換算値の純分の建値で取引されて理由」は、昭和初年度前後から固形カセイソーダ取引の産物であろうと思われる。(中略)「液体カセイソーダが販売されたのは、昭和10年前後なので、(中略)固形カセイソーダの主力商品であったアンモニア法カセイソーダ97%建値に合わせて販売することが、最も市場的に便利であったことの理由によるものであろう。